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モンゴルの3日目

 毎朝、牧民がオールガという棒の先に輪っかの付いたもので、馬を捕まえてくれます。「この馬誰のー?」とばかりに、持ち主を捜すのです。ですから、自分の馬の特徴を覚えておかなくてはなりません。みんな、必死で特徴を覚えていましたが、アズラガに乗っていた私は、とても楽でした。アズラガには決定的な特徴があるのです。ほかの馬のたてがみは切られているのですが、アズラガのたてがみが伸び放題になっているのです。もっとも、これは覚えるのには便利なのですが、手綱が絡まってしまうという欠点も持ち合わせていました。

3日目の朝、前日まで人を乗せていた馬がいなくなったようで、この夏初めて人をを乗せるという馬に牧民が乗ることになりました。暴れることが容易に予想されたので、みんな遠巻きに見ていたのですが、意外にもおとなしく牧民の手の内に入ったようでした。

2日間乗った自信からでしょうか、初心者も鞭をバンバン入れて駆歩を出していました。思い切りの良さはいいと思うのですが、普段乗っている立場から見ると、非常に危なっかしい人もいて、「こわいもの知らずだからできることですね 」などと、何度もモンゴルに来ていてリーダー的存在のMさんたちと話していました。

んで、その危なっかしい人たちは無事だったのかというと、そうではなく、落馬が続出しました。

 私はと言えば、この日からベルトを鞭としてビシビシ入れていたので、結構気持ちよく走ることができました。モンゴルでの乗馬スタイルは左手に手綱、右手に鞭で、右で見せ鞭と尻鞭を入れまくるのが正しい姿です。私は3日目にしてようやくこの形になったのです。しかし、鞭を使うようになってから、鞭を嫌ってでしょうか、左に急旋回することが多くなりました。前にも書きましたように、アズラガは群の中心にいようとします。これと、鞭を嫌うことが相乗効果を生み、前の方に行くと必ず左に旋回しました。さらに、この馬には頭を下げるくせがあるようで、何度も背負い投げの危機にあいました。一番危なかったときは、鞍の前橋にのっかかる様な形になり、首に手をついてようやく落馬を逃れるということもありました。

モンゴルの草原というのは、距離の感覚がわからないもので、昼の休憩をとる川が見えても、なかなか近づきません。この日も川を確認してから、かなりの距離を走ったと思います。

休憩後、出発の頃になって、雨が降り出しました。モンゴルに着いてはじめての雨です。これが桁外れにきつい雨で、痛いとさえ感じるものでした。不思議なもので、雨が降っているところとそうでないところの切れ目がはっきりと見えるのです。ですが、出発の準備に手間取っている間に、やんでしまいました。ここらへんがモンゴルの移ろいやすい気候を良く表しているなと思いました。

午後はそれほど走らず、ゆっくりとすすみました。宿営地につく直前に、緩やかな上り坂があり、思い切り走れそうな様子だったので、Hさんと2頭合わせで競走しました。本気を出せばアズラガのスピードが勝ります。競っている間は私の方が前に出るのですが、そろそろ終わらなきゃと力を抜いたとたん、やっぱり左旋回で後ろを向いてしまいました。

この日の夜は大雨でした。