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モンゴルの1日目

私たちを乗せたモンゴル航空の臨時便は8月10日の22時に関空を飛びたち、11 日の2時にウランバートルの空港に着きました。モンゴルは空気の乾燥した大陸性の気候で、寒暖が激しく、夜中の2時と言えば冬のような気温です。にもかかわらず、日本の真夏のままの格好でウランバートルに降りたつ人がいました。

荷物のピックアップなどで1時間ほど空港にいた後、ぼろぼろのバスで大草原へと移動しました。大草原についてもすぐに眠れるわけではありません。テントを立ててからようやく眠れるのです。テントに入るころには東の空が明るくなり始めていました。

朝、目覚めると、見渡す限り大草原です。ゲル(牧民たちのすむ円形の家)から、煙が上がっています。しばらくゲル訪問などをして外に出て見ると、馬が何頭も集められていました。馬に乗る前に、キャラバンの期間中乗り続ける馬を決めなくてはなりません。まずは乗馬経験者が集められ、群れのリーダーであるアズラガ(種馬)に乗る人を決めることになりました。乗りたい人を募ったのですが、誰もおらず、牧民が指名することになりました。

と、牧民が指差している方向には私が。 わたしの指導員顔は、モンゴル人にも通用するのかぁ、とも思いましたが、さにあらず。その時の私の格好は、スポーツサングラスにメジャーリーグの帽子をつばを後ろにかぶるという、アメリカンスタイル。顔なんて見えません。 経験者の中では体も大きい方だったので、そのワイルドさを持って選ばれたのでしょう。

少し練習した後、早速出発することになりました。 初心者が多数を占めるツアーなので、最初は常歩中心でポクポクと進んでいきました。常歩とは言え、初日から峠越えがあり、今まで外乗でも経験したことのないような坂(左右方向が坂)も歩きました。やがて広い場所があったので、思い切り蹴飛ばして、チョーチョー声をかけて、駆歩を出して見ました。

ちょいと注釈をつけますと、モンゴルの馬はサラブレッドのような繊細さはなく、少々のことでは暴れたりしませんし、逆にちょっとやそっとの脚では動いてくれません。思い切りがんがん蹴っていきます。肩鞭という言葉はモンゴル人の辞書にはなく(ほんとはどうか知りませんけど)、尻鞭をびしびし打っていきます。んでも、見せ鞭は効くようです。それから、チョーチョーと声をかけると、舌鼓と同じような効果があります。

話は元に戻りますが、、駆歩で他の人を一気に抜かしながら気持ちよく走っていますと、左足がずるずると下がっていくようです。「あ゛鐙が外れてきている」とりあえず馬を止めて、左足をそろりと上げると、鐙が鐙革から外れて取れてしまいました。どうも、切れた鐙革を結んでいただけのようで、それが重みでほどけたようでした。

牧民に直してもらって(やっぱり結んだだけですが)いるうちに、集団から遅れてしまいました。集団から遅れると、アズラガは速い! 集団の中心にいるのが使命なので、一目散に駆けて行って、あっという間においつきました。そのスピードの心地よいこと! ところがこの性格は、時に困ったことになります。中心にいるのが使命なので、前の方に出てしまうと、勝手に中心に戻ろうとするのです。つまり、後ろに向いてしまうのです。「最後の直線での競馬に参加すればよかったのにぃ」とも言われましたが、そんな前での争いは、この馬の苦手とするところです。そんなこんなで、この日はこの後ほとんど駆歩が出せないまま終わりました。